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機能性低血糖症の東洋医学

機能性低血糖症の症状と仕組み

機能性低血糖症の人では食事をした時に分泌されるインスリン分泌の異常があります。

健康な人ではだいたい食後3~4時間くらいで食事の前の血糖値になります。しかし機能性低血糖症の人では過剰に分泌されたインスリンの作用のために食事をした時の血糖値よりも低くなってしまいます。

血糖値が下がった時に甘い物が食べたくなります。その食べたい欲求は意思の力で抑えられるものでありません。そこで糖質を食べることでまた血糖値が上昇します。特に砂糖が多いお菓子は上昇するのが早いです。このようにして血糖値が乱高下します。

これが長期に続くことでだんだんと膵臓が弱っていきます。

血糖値の調整

血糖値の調整する内臓は膵臓から分泌されるインスリンだけではありません。

下垂体からの成長ホルモン、甲状腺ホルモン、アドレナリン・ノルアドレナリンなどがあります。低血糖症の症状にこれらの器官の状態も関係すると思われます。

機能性低血糖症の東洋医学的治療

能性低血糖症の治療ではまず第一に調えるべきなのは膵臓からのインスリン分泌機能と考えています。

インスリンを分泌する膵臓は西洋医学では消化器に分類されます。その消化器は東洋医学では脾胃(ひい)という内臓に分類されます。脾胃(ひい)の働きはいくつかありますが、食物から栄養を取り出して、気・血・水・精に変化してくれる働きを持っています。インスリンは細胞の中に糖を取り込ませる働きます。インスリンもこの脾(ひ)のはたらきによってつくられると考えられます。

現在西洋医学における機能性低血糖症の治療はビタミンやミネラル、ハーブ=生薬などのサプリメントを摂取する栄養療法が中心となっています。

栄養を取り込む働きを回復させることが機能性低血糖症の根本的な治療となります。

 


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