東洋医学による体質の分類があります。
主に8つの体質があります。
全身的にエネルギーが不足した状態です。脾胃で気を作り出す働きが弱い人が多いです。
疲れやすかったり、風邪を引きやすくなります。
気虚がさらに進んだ状態です。熱が不足した状態で体が冷えやすくなります。熱を作り出す腎の働きが弱くなっていることが多くあります。
熱は水分を運ぶ働きに必要なため、水が滞りやすくなります。
体を冷やさないように注意が必要です。
血が不足した状態です。内臓など全身に栄養を届ける血が少なくなっています。
動悸、皮膚の乾燥や筋肉の疲れや引きつり、しびれ、冷えが起こりやすくなります。
体内の水分が不足した状態です。体を潤すこと働きが弱くなり皮膚や髪が乾燥しやすくなります。また熱を冷ます働きが弱くなり、熱っぽくなったり、ノボセたりします。
水分は体を形作る材料でもあるため、ヤセる傾向があります。過労や睡眠不足やストレスで起こりやすくなります。
気の巡りが悪くなった状態です。部分的に気の巡りが悪くなる場合は、そのほかの部分では気が少なくなったりします。
そのため上半身や頭はノボセて手足は冷えたり、元気に動けたのにすぐ疲れたりといった状態になります。
気持ちが伸びやかでないため、イライラしやすくなり、空気の滞りによるゲップやおならが多くなります。ストレスが原因で起こりやすいです。
余分な体内の水分が熱と合体してドロドロになった状態です。体格がしっかりしていて、暑がり、汗っかきの人が多いです。
熱が滞る状態になると痒みや腫れもの、吹き出物、化膿しやすくなります。
「瘀血(おけつ)」とも呼びます。血の巡りが悪い状態です。血が滞ると皮膚がくすんだ浅黒い色になります。
肩こりや頭痛、冷えやすくなり、女性では月経痛が起こります。血の巡りには気の量や巡りも関係しています。
体内の水分が多くなりすぎると「湿」になり、さらに動きが悪くなりネトネトした状態になると「痰」となります。
水分は熱くなりやすく、冷えやすい性質があります。そのため湿痰の人は暑がり、寒がりになりやすいです。
水太りの人が多く、色白で疲れやすい人が多い傾向があります。