急性腰痛は、物を持ち上げたり、腰をひねったりした時に、突然腰痛が生じ、動けなくなる状態をいう。鵜方・慢性腰痛は、原因が何であれ、少なくとも6ヶ月以上持続する腰痛をいう。
慢性腰痛の原因には、腰部椎間板ヘルニア、変形性脊椎症、椎間関節症、骨粗悪症、腰部脊柱管狭窄症、脊椎術後腰痛などがあるが、痛みが長期におよぶことで、精神的要素も痛みを助長する原因の一つになりうる。
急性腰痛は、強い痛みのため、腰椎の運動制限が強く、腰を前や後ろに曲げることが難しくなるo慢性腰痛は、急性腰痛に比べて激烈な痛みはないが、腰全体の重だるい感じが持続する。いずれの場合も・嘗部(でんぶ)や下肢に放散するしびれや痛みを伴うことが多くある。
急性腰痛に擢患した患者さんは、頚肩、背部や腰部、下肢に筋の過緊張部位があることが多い。鍼灸により筋緊張を緩和させて、急性腰痛を誘発した誘因(体調)も除くことも重要です。
診察・腰椎レントゲン、腰椎MRIなどで、腰椎に異常がないか調べる。また、他の原因が隠れていないかさらに詳しい検査をすることもある。