12月になりました。
今年はコロナで始まり、コロナで終わってしまいそうです。
コロナ禍で多くの方がストレスが増えているようです。
このコロナ禍でギックリ腰が増えているとテレビのニュースに登場することが増えました。
ギックリ腰の東洋医学
11月あたりからニュースやドラマ、ラジオでもギックリ腰が取り上げられているのを見ることができました。
5月あたりにもギックリ腰のニュースを見たような気がします。
(もしかしたら毎年ニュースになっていたのかもしれませんが、新聞に記事が載ったのはとても珍しいと思います。
東洋医学の目で見るとギックリ腰が増えていることの原因が見えるんです。
さらに私はギックリ腰を軽いのも、重いのも30代前半に何回も経験しています。
そのうち最重症のギックリ腰を3回してしまい、痛み、ツラさを味わい尽くしました。
このコロナ禍に多いギックリ腰のタイプは
1 ストレス
2 運動不足
です。
ギックリ腰とストレス
ストレスは血の巡りを悪くします。
東洋医学ではストレスは肝に働きを低下させます。
肝の働きの一つに「血を巡らせる」という働きがあります。
体の全ての細胞、組織は血によって運ばれる栄養によって生きています。
血の巡りが悪くなることで、筋肉が活動するために必要な量の血が届かなくなります。
そのため血の巡りが悪くなると筋肉の働きが落ちてしまいます。
西洋医学、整形外科では筋肉の捻挫と見ます。もちろんそういった要因もありますが、東洋医学では血流の状態や精神的な状態も見ていきます。
ちなみに椎間板ヘルニアも激痛ですが、ギックリ腰とは違ってなにをしても痛いということは少なく歩くことはできます。
椎間板の形が変わっているので、改善するまでに時間がかかります。
健好庵ではギックリ腰の治療後には動けるようになることを目指しています。
腰が痛くて伸ばせないけど歩くことができる程度の軽症ギックリ腰であれば施術後には動けることを目標にしています。
重症、最重症も痛みを動けるくらいまで目指します。完治には数回の鍼灸治療が必要になります。
ギックリ腰の重症度
健好庵が設定しているギックリ腰の重症度分類は以下になります。
軽症 腰が痛くて伸ばせないけど、普通に動くことができる。
中等症 腰が固まって伸ばせない。ゆっくりとなら動くことができる。
重症 立ち上がる、歩くことができない。寝返りすることができない。息を止めてゆっくりと身動きする。腰の筋肉が完全に固まっていて、くしゃみ、咳、笑ったりすると激痛が起こる。
最重症 重症の症状+一人では全く動けず人の手を借りる、または杖を使う。立ち上がるのに
ギックリ腰は放っておいても治りますが、軽症でも早くても1週間くらいはかかります。
中等症では2週間くらい、
重症、最重症では1か月くらいかかってしまうかもしれません。
コロナ自粛が始まった4月以降ギックリ腰が増えています。
12月はギックリ腰が増える時期ですが、今年はコロナストレスの影響で例年以上に増えるかもしれません。
身動きできる方もできない方もご自宅、職場までお伺い致します。
コロナ対策を万全にしてお伺いいたします。
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