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不眠症の鍼灸

不眠症の症状

不眠症には以下のような症状があります。

入眠障害
床についても眠りに入るまでにとても時間がかかり、なかなか寝付くことができません。
神経が高ぶっていることが原因と考えられませす。

中途覚醒
眠っても途中で起きてしまいます。
睡眠が浅いことが原因です。

熟眠障害
眠れてはいるけど、グッスリ眠った感じがしません。
脳がしっかり休むことができていない状態です。

早朝覚醒
朝早く目が覚めてしまい、まだ寝ていたくても眠ることができません。
副交感神経の働きが弱いことが考えられます。

不眠

不眠症の東洋医学

東洋医学で不眠症を分析すると以下のような原因があると考えています。

肝に血が足りない

肝(かん)は東洋医学では血を貯蔵する働きをしています。頭脳活動や身体運動など血を必要とする時に血を送り出します。そして活動を止めて眠るときには肝に血が戻ります。

血は栄養供給源になると同時に、落ち着いて活動する力も持っています。

血が肝に戻ることで頭や体が活動するのに必要な血が少なくなり、反対に肝は血によって落ち着くことができます。いて眠るという仕組みです。

しかし全身的に血が足りなかったり、肝が血を集める力が落ちてしまうと、血が肝に戻ることができなくなります。肝が落ち着いて睡眠に入るために必要な血も少なくなります。特に頭に必要以上の血が残っていると寝付きが悪くなります。

心に血が足りない

肝と同じように心も血を持っています。心が充分な血を持っていることで心は精神的な落ち着きを保つことができます。心に血が少なくなると、落ち着きがなくなりソワソワしやすくなります。その状態で眠っても脳の活動が低下することができず、熟睡することができません。その結果夢を見ることが多くなります。

考えすぎて脾が血を作れない

誰でも考え事、悩み事があると眠ることができません。考え込む、思い悩むという活動は脾(ひ)に関係します。ずっと悩んでいると脾(ひ)が消耗し、働きが落ちてきます。

脾は血を作り出して、体に運ぶ内臓です。その脾が弱ることで血が作れなくなると、先に述べた肝や心が使う血が足りなくなるということにつながり、不眠症の原因となります。

腎の鎮静力が足りない

腎は体の活動を鎮める力があります。副交感神経の働きといっても良いでしょう。
その力が落ちてしまえば体の興奮を冷ますことができず、活動状態が続いたままになってしまいます。 
就寝してからも興奮が続くことで寝付きの悪くなります。寝入ってからも眠りが浅く、早朝覚醒も起こりやすい状態です。

湿邪の停滞

食事の影響だけでなく、胃の動きが悪くなった状態でも眠りの質が悪くなります。東洋医学では、湿邪の停滞も睡眠に影響すると考えています。この湿邪は外気の湿度が高いことが原因ではありません。脾(ひ)が持つ消化の働きが落ちることでも体の中で湿邪が発生します。消化液の分泌機能や吸収機能に関係すると考えられます。

湿邪があると気の動きがジャマされやすくなります。気の動きが悪くなり停滞すると、気持ちがのびやかな状態でなくなります。この状態は副交感神経が働きにくい状態で眠りが浅くなります。
また以下に述べる食物の停滞も湿邪の停滞に近い状態です。

食物の停滞

食事の後は気持ちがゆったりして眠くなりやすいものです。しかしあまりに多く食べ過ぎると胃に食べた物が停滞してしまいます。。

食事の食べ始めは交感神経が働いて胃酸を分泌します。10分ほどすると胃の先にある十二指腸に消化物が送られます。十二指腸から先の消化管を働かせるのは副交感神経です。食事をしている間は交感神経と副交感神経が同時に働いています。

胃が消化を行っている間は交感神経が働いています。満腹以上に食べると消化活動に時間がかかります。また寝る前の食事も就寝してからも消化活動が続きます。胃に食べ物が多い状態ではいつまでも交感神経の働きが高い状態が続きます。そのため休息状態になりにくくなり、不眠症につながります。

不眠症の鍼灸治療

肝が気と血をのびやかに流せるようにします。肝は自律神経の働き、特に交感神経部を調整する働きを持っています。肝が気をよどみなく流せることで自律神経は調整されます。血の流れが良いことで、就寝時に肝に血が集まり落ち着きます。眠る時には神経がリラックスしていないと眠ることができません。治療によって普段起きている間の気持ちものんびりと穏やかになります。

心の鍼灸治療

心も肝と同じように血があることで落ち着きます。。自律神経では心は交感神経の働きになりますが、落ち着かせるように血が集まる鍼灸治療を行います。

脾の鍼灸治療

肝や心が気持ちを落ち着けるために必要とする血が増えるようにします。脾(ひ)の消化機能を上げる鍼灸治療を行います。脾の改善することで消化力だけでなく、全身の水を運ぶ働きも上がることで湿邪の停滞による睡眠の不調の解消も図ります。

胃の鍼灸治療

胃に停滞している食べ物を先に運べるようにします。通常であれば、たまの大食いは自力で回復することができますが、暴飲暴食が続いた状態では胃の回復力も落ちています。胃の鍼灸治療で胃の動きを活発にすることで睡眠の質が上がることが期待できます。

腎の鍼灸治療

全身を鎮静する力を増やし眠りを改善する鍼灸治療を行います。また腎は体の深部の熱を保持する働きも持っています。全身の冷えによる眠りの浅さも改善することも期待できます。


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