健好庵

東洋医学の感性と鍼灸の技術によるアトピー治療

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胃と起立性調節障害

鍼灸ツボケアで胃のツボ「足三里」を取り上げました。
胃に関係する病気を取り上げ、胃とアトピーについて書きました。
今回は起立性調節障害という病気と胃・脾(ひ)の関係です。

立ちくらみと脾胃(ひい)

起立性調節障害という病気は立ち上がった時やずっと立っている時に、脳に血が届きにくくなる症状です。いわゆる立ちくらみですね。一般的には起立性低血圧とも言われます。英語での病名Orthostatic dysregulationを略して「OD」とも言われます。

血管収縮することができず、下のほうへ一気に下降してしまい、脳貧血の状態になります。

軽い場合は立ちくらみが起こります。貧血の程度がひどいと失神してしまうようにあります。朝礼で倒れてしまうような子供がいますが、この起立性調節障害と診断を受けることが多いです。大体クラスに一人は朝礼で倒れる女の子がいました。

上逆

倒れる~・・・

僕は大人になってから気が付いたことですが、振り返ると子供の時から起立性低血圧でした。倒れることはありませんでしたが、立ちくらみは日常茶飯事でした。

東洋医学で観るとこの症状は東洋医学では消化器官の機能を持つ脾(ひ)の働きが関係しています。消化器官なのに不思議なんですけど、脾は体のなかにあるものを上のほうへ持ちあげる力を持っているんですね。
その力が落ちてしまうことで、血が体の下へ落下してしまう(!?)症状が起立性調節障害と考えます。

起立性調節障害と胃の水

脾(ひ)が調子悪くなると胃の調子も悪くなりやすいです。脾の機能低下で起こると考えられる起立性調節障害がある人も胃の動きが悪いことが多いです。脾(ひ)の働きにはいくつかありますが、体の中で水を運ぶこともしています。その脾(ひ)と胃の機能低下として、胃の中に水分が停滞する症状があります。寝たり、起きたり姿勢が変わった時などでお腹が揺れると「チャポチャポ」と音がします。もちろん走ってもチャポチャポします。

これを体の働きを邪魔する水と意味で「湿邪」と言います。

湿邪左

チャポチャポ♬

この「チャポチャポ」は起立性調節障害の人は普通のことだと思っている人もいるかもしれません。実は僕自身がず~っとそう思ってきました。子供の時はいつもいつも「チャポチャポ」。水をたくさん飲みたがる体だったので、そのせいだと思っていました。

でも大人になっても気が付くと胃で水の音が鳴っていたんです。それは実は胃のチカラが落ちている症状なんですね。

この水を流すのに胃の動きを良くする足三里を使った鍼灸ツボケアが有効です。
ほかにも脾(ひ)の働きを高めることもします。

起立性調節障害は思春期の子供に多い病気と言われています。
しかし大人の起立性調節障害の人もいます。

特に胃が弱くて立ちくらみする方は一度可能性を考えてみる必要があると思っています。


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